
- 所属
- 工作機械事業部 開発部
- 職種
- 開発
- 出身学部・専攻
- 工学部
- 入社年
- 2000年入社
| 2000年 | 入社 工作機械事業部に配属 工作機械の設計業務を担当。 |
|---|---|
| 2002年 | CAEグループに異動。CAEを用いた新機種開発を担当。 |
| 2008年 | CAEグループが「要素CAEグループ」に名称変更。これに伴い、担当業務もCAEによる要素技術開発に。 |
| 2011年 | 開発部に異動。前部署で自ら開発した要素技術による新機種開発に着手。現在に至る。 |
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学生時代はCAEによる最適化解析を研究。就職活動で村田機械を見学した時、工作機械のCAEに携わっていた社員がアテンド。話が盛り上がり、工作機械の構造に興味を持った。
*CAE:製品の開発工程や設計を支援するための、シミュレーションや解析などを行うシステム。
学生時代からずっと、CAEに関わってきた。CAEとは、製品の開発工程や設計を支援するための、シミュレーションや解析などを行うシステム。自分の武器とも言えるこのCAEを活用し、工作機械事業部の開発をリードしていくことが、私のミッションだ。
ここ数年間、取り組んできたのは、新たな要素技術の確立。これまでになかった技術を、この手で模索してきた。学会発表などから先端技術情報を収集し、ユーザーの抱える課題と照らし合わせ、「これだ!」という技術のシーズを探っていく。
グループ内でも積極的に意見やアイデアを出し合い、方向性が定まれば、実験とCAEによる解析により、検証。しかし、思い通りの結果はすぐには出ない。本当に製品に活かせる技術として確立できるまで、何度も何度も試行錯誤を重ねる。根気が必要なのは、覚悟の上。何より、「市場に新しい価値をもたらす技術を確立させたい」という熱意が、私たちを突き動かすのだ。
そうして、特許取得に至る要素技術をいくつも確立させた。例えば、旋盤加工では、機械の振動が大きいと刃物がすぐに傷んでしまう。この傷みを減らすため、私たちは機械の振動を低減する様々な手段を開発した。その一つに減衰性能を上げる技術がある。このアプローチはコントロールが難しいとされ、他社が実現できなかった方法。私たちは実験とCAEによる解析を通じて、うまくコントロールする方法をつかんだのだ。この革新的技術は、現在、製品化に向けた検討が進められている。
機械の動きには、例えわずか1ミクロンのズレであっても、すべてに原因がある。想像だけでは把握できない微細なズレも、優れたCAEの活用により、メカニズムを解析でき、対策や新技術の確立に役立てることができるのだ。得意とするこのCAEの知識や技術を軸に、これからも新しい技術や製品を生み出し、お客様のモノづくりに革新を提供していきたい。

眠気覚ましのため、毎日家から淹れてきているコーヒーは欠かせません。
先輩たちが作り上げてきた、工作機械の技術はすごい。だからこそ私は、現場視点からのアプローチとは少し角度を変えた、CAEによるアプローチを自らの使命と考えた。それにより、村田機械の技術や製品をさらに進化させていくことができる、と。
入社当時、工作機械事業部ではCAEは主に製品の不具合解析に用いられ、開発にはあまり活用されていなかった。最初に配属されたのは、お客様先の要望に応じてのカスタマイズ設計や不具合改善を行う部署。私は設計計算やCAEによるクレーム対策の標準化に携わった。成果を出すことで、周囲の先輩たちにCAEによる解析の価値や考え方をアピールしながら。
そして3年目、ついにCAEを積極的に開発に活かす方針が打ち出された。以後、CAEによる開発支援に従事。自分の得意分野で新機種の開発に貢献できるのはうれしく、意欲もさらに高まった。新たな視点やアイデアを求め、大学との共同研究にも着手。この共同研究を通じて「今後の製品に活かせるのでは」という要素技術のヒントをつかんだ。
ちょうどこの時期に「要素CAEグループ」という新部署が立ち上がり、私はそこで新しい要素技術を積極的に提案・検証していった。結果、自分の得意分野を活かし、会社にイノベーションをもたらしたのである。
現在は、自分たちが確立させた要素技術による、新機種開発プロジェクトに参加。高精度なフラッグシップモデルとなる旋盤だ。市場では廉価機が求められているが、5年先の開発を見据え、今この製品を世に送り出しておきたい。これまでの私は開発者の思いが先行していたが、お客様から見た価値の重要性も再認識している。そこをふまえて、今後もCAEの活用により、お客様のモノづくりに貢献できる、質の高い技術や製品をつくっていきたい。他事業部や、新しい市場へのアプローチも可能だと考えている。想いは、強くなるばかりだ。
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