
- 所属
- 製造本部 生産技術部
- 職種
- 生産技術
- 出身学部・専攻
- 工学部社会開発工学専攻
- 入社年
- 1995年入社
| 1995年 | 入社 L&A事業部技術部建設設計課に配属 客先物件の設計、現場監督等を担当。 |
|---|---|
| 1999年 | 大型倉庫用制震ラック・組立ラック開発プロジェクトに参画。 |
| 2001年 | L&A事業部製造部に異動。自ら開発したラックの生産設計に従事。 |
| 2004年 | 製造本部生産技術部に異動。生産準備・工事改善等に従事。現在に至る。 |
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L&A事業部で物流センターや工場内のシステム構築に携わる仕事に興味を持ち、学生時代の専攻(建築系)が活かせると考えた。異なる4つの事業を有する点も面白いと感じた。
生産現場の革新。それが、私のミッション。自ら望んで、選んだ道だ。4つの事業部すべての製造に関わる製造本部で、村田機械全社のモノづくりを進化させていきたい。この想いは、L&A事業部で製品の設計を担当していた頃に生まれ、だんだんと強くなっていった。
きっかけは、入社5年目から携わった制震ラック・組立ラックの開発プロジェクト。
普通の申請方法では建てられない、高さ50mという国内第一号の巨大な自動倉庫。そこに使われるラックだ。これまで誰も挑戦したことのないような製品の開発に関われることが嬉しかった。そして開発が終了に近づいた頃のこと。「量産まで見届けたい」と、私は感じるようになった。自分の描いたモノがどれくらいのコストで、どんな機械を用い、どんな工程で作られるのか。そこをより深く知ることで、設計者としてのスキルをさらにアップさせていける、と考えたのだ。希望は叶い、私は製造部に異動。自分が開発に携わったラックを、構想から現実のモノとしてギャップなく仕上げることに、夢中になって取り組んだ。そうしてモノづくりの現場に身を投じ、量産活動の旗振り役となってみて、改めて気づいたのだ。「製造現場にはまだまだムダがある」と。設計のあり方によって、モノづくりの効率や品質は変えていける。図面とモノづくりの現場との、このギャップを埋める仕事がしたい。そして私は、製造本部生産技術部への異動を希望した。
現在は、新機種開発における生産準備を担当。スムーズに量産に移行できるよう、製造設備計画などに携わっている。ただ、設備計画以前に、開発設計への提案を行う機会が多い。「この設計をこう変えれば、生産効率が上がるのでは?」「こうすればお客様ごとのカスタマイズ設計がしやすくなり、よりスピーディにお客様に提供できるのでは?」と。設計のあり方で、モノづくりを変えていける。それは、設計者としての経験を積んできた、私に期待されている役割だ。確実に会社に利益を生む仕事であり、生まなければならない、と考えている。

現場に入るときは「頭にヘルメット、手には設計図」というのが基本です。
製品の設計者としてスタートを切った自分が、なぜモノづくりの現場にこれほどまでに強い関心を抱くようになったのか。発端は、入社4ヵ月目。設計チームの新人だった私が、突然、「現場監督をやれ」と命じられた時のことだ。
群馬県にあるメーカーの工場に一人で出向き、1年間、FAシステムの据付工事の監督を担当。顧客との契約書には、「この稲垣が社長の現場代理人となる」といった文面が記され、上司からも「そのつもりでやれ」と言われた。天候による工期の遅れや、しばしば起きる突発的な問題。そのたびに、どう対処するかといった判断が求められる。その度に私は「責任者は自分なんだ」と自らを奮い立たせ、お客様や協力業者と真摯な態度でとことん話し合い、なんとか問題解決を図っていった。翌年には、同じ工場の増設設計を担当。戸惑うこともなく、現場の隅々までイメージしながら設計を進められた。その時はじめて「このために上司が、監督を経験させてくれたんだ」と気がついた。その後、国内最大の倉庫を任された時も、支えとなったのはあの時の経験。机上だけでなく、工事の現場を深く知ることで、より優れた設計ができる。「ならば製造の現場も深く知りたい」と、私が考えるようになったのは、自然な流れだったのかもしれない。ただ私は「現場経験を設計に活かす」よりも、「設計経験を製造現場に活かす」道を選んだのだ。
生産技術に携わって8年。成果は確実に出ている。だが、満足はできない。生産技術部の中で得た知識や経験から、私自身の理想がどんどん高くなっているからだ。他社の生産技術者との研究会に参加した時には、「うちはまだまだ課題だらけだ」と痛感した。そこを何とかしていくことが、私に期待されている役割であり、そのためのキャリアを積んできたと感じている。今後もよりよい製品づくりを通じて、世の中により高い価値を提供していきたい。村田機械4事業部の製品がここから世界に送り出され、それぞれの国に根付き、その国の産業を支えていくのだから。
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